背中の痛み
こんなお悩みはありませんか?
力仕事をしている途中や終わった後など筋肉の酷使による背中の痛み
デスクワークで長時間同じ姿勢で過ごして背中の筋肉が固まってしまった時の痛み
急な運動や身体を動かした時(子供の運動会への参加あるいは下に落としてしまった物を取る等)
姿勢の悪さからくる慢性的な違和感、猫背や巻き肩によって背中の筋肉が常に引っ張られてしまい、筋肉の柔軟性が低下することによる背中の痛み
寝ている間や朝起きた後(普段から寝相が悪く寝始めた時と起きた時の自身の場所が違う人は要注意!)
背中の痛みで知っておくべきこと
背中の痛みを感じた時、まず考えられるのが筋肉の“炎症”です。長時間同じ姿勢をとったり、急に力仕事などで身体を動かした時に筋肉に炎症が発生し痛みを生じます。この場合、痛みはじきに良くなる傾向が多いですが、筋肉の使い方や姿勢の悪さによる身体への余分な負荷がかかる状態が続くと、痛みが再発しやすいのが特徴です。
次に考えられるのは、背中を走る“神経”が圧迫されたり損傷してしまった際に痛みが起こることです。原因として筋肉の緊張や気圧、天候などが影響していることもあります。「背中が焼けるように痛い」場合は神経による痛みである特徴の一つなので、覚えておいて損はないでしょう。
症状の現れ方は?
筋肉の炎症によって症状が発生した場合、デスクワークと力仕事でそれぞれ痛みの出方が異なります。
まずデスクワークによるものは、同じ姿勢で長時間過ごしている間、背中の筋肉に常に負荷がかかり微弱な炎症が起こります。その結果、筋肉の柔軟性が低下し違和感を感じやすくなります。この時の症状は背中全体に起こり、背中が「痛い」というよりは「動かしづらい」や「硬い」という方が近いケースがほとんどです。
次に力仕事によるものは、筋肉を突然酷使した結果強い炎症が起こり、筋繊維がすぐに修復しようとして痛みが生じます。この時の症状は明確に痛みを覚えることが多く、また背中全体ではなく局所的なのも特徴です。
その他の原因は?
その他の背中が痛む理由として、普段の姿勢の悪さから痛みが出現する可能性もあります。姿勢が悪いと、人間が本来持っている生理的湾曲という背骨のラインが曲がってしまい、運動をしたり何かにぶつかった際にすぐ症状が出てしまうことがあります。この場合、姿勢を改善しない限り痛みが出やすくなっているので、普段から姿勢を意識してみましょう。
また、同じ生活習慣から来る痛みとして、夜寝ている時の姿勢(寝相)にも注意が必要です。朝起きた時に背中が痛いのなら、寝ている時の姿勢に原因がある可能性が高いでしょう。また、枕の高さが合っていなかったり、寝返りが打ちづらいマットレスを使用していると背中の筋肉の緊張が強くなり痛みが出やすいので、就寝時に使う寝具は自身の身体のためにも慎重に選ぶことをおすすめします。
背中の痛みを放置するとどうなる?
背中の痛みを放置してしまうと、症状が悪化してしまう恐れがあります。
特に、デスクワークをされている方や日常的にスマホを操作する時間が長い方は、無意識のうちに猫背姿勢になってしまい、背中の筋肉が緊張して硬くなっていることが多く見られます。症状が酷くなり筋肉が硬い状態が続くと、集中力の低下や動作の制限などが生じてしまい、日常生活にも支障が生まれることが考えられます。
また、背中の痛みに伴い首への影響も現れ、手足の痺れや脱力などの症状も起こり、生活や仕事にも支障をきたすことも考えられるため、日常生活から姿勢の意識を心掛ける必要があると言えます。
当院の施術方法について
背中の痛みに対して当院では、肩甲骨はがしと鍼施術が最も有効な施術メニューだと思います。
【肩甲骨はがし】
肩甲骨はがしは、肩甲骨に付着する肩甲挙筋や棘上筋、棘下筋などの筋肉にアプローチを行うため、筋肉の緊張がほぐれ、疲労や凝りを和らげ、老廃物や血流障害を軽減させます。
【鍼施術】
鍼施術では、指圧だけではほぐしきれない深層の筋肉に対し、ストレスや自律神経の乱れを起こしていることが多いため、自律神経を整えるツボに鍼施術を行うことにより、自律神経のバランスを整え、固まった筋肉による血行障害や疲労を軽減させることができます。
改善していく上でのポイント
背中の痛みを軽減させるためには、自宅でのセルフケアも欠かさず行うことが重要です。
仕事や日常生活でのパソコンやスマホの操作中に、無意識のうちに猫背姿勢になってしまうことが多く見られます。そのため、日常生活から姿勢に意識を向けることが必要です。猫背姿勢が続くと、背中の筋肉への負担が常に加わり、凝りや痛みを引き起こす原因となります。肩甲骨を内側に寄せ、胸を張った姿勢を意識することが大切です。
また、睡眠時に枕の高さが首の湾曲にうまく合っていないと睡眠中に首や背中に負担がかかることがあるため、注意が必要です。