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顎関節症 について

顎関節症とは?

顎関節症とは、開口時痛や開口障害、関節雑音などの症状がみられる顎の疾患です。

顎関節症の根本原因は?

顎関節症には大きく4つの型があり、さまざまな原因が考えられます。

Ⅰ型:顎を動かす咀嚼筋によって痛みが引き起こされる症状です。

Ⅱ型:顎の関節周辺にある関節包や靭帯に外傷や炎症が生じ、痛みを伴う障害です。

Ⅲ型:側頭骨と下顎骨の2つの骨で構成される顎関節には、関節円板という軟骨組織があります。この関節円板がずれたり、元の位置に戻らなくなったりすることで発生する障害です。口の開閉時に痛みを感じることもあります。

Ⅳ型:顎関節に過度な負担がかかることで発生する障害です。不正咬合や歯ぎしり、食いしばり(ブラキシズム)が原因の一つとして挙げられます。

こんなお悩みはありませんか?

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顎関節症では主に5つの症状が挙げられます。

顎付近の疼痛
硬いものを食べようとすると顎に疼痛が誘発され、口の開閉で特に痛みの症状が現れます。

顎の疲労感
食べ物などで咀嚼をするも顎に倦怠感を感じることがあります。

大きく口を開かない
指を3本までは口を開くことができるが、それ以上は口の開口ができなくなります。

関節雑音
口の開閉で顎関節部に雑音を起こすことがあります。カクっという音を聴取することがあります。

顎が外れることがある

顎関節症に対する当院の考え

知っておくべきこと

顎関節症の原因として、日常生活の中で無意識に顎へ負担が積み重なり、発症するケースが多く見られます。そのため、生活習慣の見直しも大切だと考えられます。

顎に負担がかかる要因として、歯ぎしり・食いしばり・頬杖などが挙げられます。また、新型コロナウイルスの影響により、マスク着用が徹底されたことで、マスクのずれを下顎を動かして直そうとする動作や、息苦しさを解消しようとする動作が増え、顎への負担が大きくなった可能性があります。

さらに、近年ではスマートフォンの普及に伴い、猫背姿勢になりやすくなっています。この影響で無意識のうちに噛み合わせが悪くなり、下顎が前に出ないように調整しようとすることで、顎に負担がかかりやすくなっていると考えられます。

顎関節症はなぜ起こるのか?

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生活における顎関節症の原因として、噛み合わせの異常やブラキシズムが関係していると考えられます。日中や睡眠中の食いしばりは、顎周りの筋肉に大きな負担を与えてしまう可能性があります。

また、遺伝的な要因で顎関節が弱いといった構造上の問題や、ストレス・不安などによって顎周囲の筋肉が緊張してしまうこと、外傷による影響なども要因として考えられます。

さらに、日常生活において無意識のうちに行っている癖や習慣も顎関節症に影響を与えることがあります。例えば、頬杖をつく・歯ぎしり・噛み癖・食いしばり・うつぶせ寝・猫背・硬いものを食べる・大きく口を開けるなどの動作は、顎に負担をかけるため、顎関節症の一因となる可能性があります。

顎関節症を放っておくとどうなるのか?

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顎関節症を放置し続けると、顎関節の局所的な炎症や疼痛にとどまらず、症状が進行し全身へ影響を及ぼす可能性があります。ホルモンバランスが乱れ、肩こりや頭痛、腰の緊張が続くことで、全身に不調を感じることもあります。

また、咬筋の上を通過する神経が圧迫されることで、目の奥の痛みや違和感が生じることも考えられます。さらに、重症化すると顎関節の機能が低下し、強い疼痛や口の開閉が困難になる、顎が外れやすくなるといった症状につながる可能性があります。

顎の開閉が難しくなると、食事がしづらくなるなど、日常生活にも影響を及ぼし、ストレスの要因となることが考えられます。

顎関節症に効果的な当院の施術メニューは?

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顎関節症の施術メニューとして、「頭蓋骨矯正」は効果が期待できる方法の一つです。頭蓋骨矯正は、首や咀嚼筋へのアプローチを行い、顎関節症の原因となる咬筋や側頭筋をほぐします。それにより、筋肉の緊張が和らぎ、症状の軽減が期待できます。

咬筋や側頭筋は食事の際に頻繁に使用されるため、日常生活において重要な役割を担っています。そのため、筋肉が硬くなっている方や緊張が続いている方も多く見られます。また、首や目の周辺への施術を行うことで、顎関節症の予防にもつながります。

施術をうける以外では骨格までをアプローチすることは難しいので効果的な施術だと考えます。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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施術では、首や咀嚼筋である咬筋・側頭筋を緩め、筋肉の緊張をほぐします。そのため、顎の疲労感や疼痛の軽減が期待できます。また、顎関節を構成する下顎骨や側頭骨といった骨格にもアプローチを行うため、関節の雑音や口の開閉のしづらさ、顎が外れそうになるといった症状の軽減にもつながります。

症状が軽減されることで、日常生活におけるストレスも和らぎ、身体的にも精神的にも負担が少なくなると考えられます。

顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

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患者様の症状にもよりますが、週に2〜3回、最低でも週に1回を目安に施術を行うことが大切です。

顎関節症の要因としては、無意識のうちに猫背の姿勢になってしまうことや、睡眠中の食いしばりなどが考えられます。そのため、週に1回の施術では、筋肉のこわばりや緊張が元に戻ってしまう可能性があるため、週に2〜3回の施術をおすすめします。