骨盤の歪み


こんなお悩みはありませんか?
肩こり
骨盤の歪みからくる姿勢不良により首や肩周りの筋肉が緊張し、こりや痛みを引き起こします。
腰痛
背骨の生理的弯曲が失われることにより腰への負担が増え、腰の痛みに繋がります。
膝痛
骨盤を付け根とする股関節にも影響を及ぼし、膝関節の噛み合わせも悪くなります。
便秘、消化不良、生理不順、生理痛の悪化
骨盤には内臓を支える働きがありますが、歪むことにより内臓の位置が変化(主に下方へ落ち込む)し、消化器系や生殖器系等に不調をきたすことがあります。
猫背やストレートネック、反り腰等の姿勢不良
骨盤を土台とする背骨にも歪みが生じ、S字状の生理的弯曲が失われ、体全体のバランスが崩れます。
骨盤の歪みについてで知っておくべきこと
骨盤の歪みは、身体にさまざまな影響を及ぼします。
まず、身体を支える筋肉(いわゆるインナーマッスル)が弱まることで、肩や腰の筋肉に負担がかかりやすくなり、肩こりや腰痛などの症状が現れやすくなります。次に、骨盤の歪みにより内臓の位置がずれてしまうことで、リンパの流れが滞り、むくみやすくなったり、消化不良や冷え性を引き起こすこともあります。
また、女性の場合には、骨盤の歪みによって子宮への血流が低下しやすくなり、生理痛が強くなったり、生理不順を招く可能性もあります。さらに、身体全体のバランスが崩れることによって、猫背といった姿勢の乱れや、下半身太りにつながることもあります。
症状の現れ方は?
骨盤の歪みが原因となって症状が現れる部位は、主に腰、膝、股関節、肩などです。特に多いのが腰の不調で、骨盤が前後や左右に傾くことにより腰椎に負担がかかり、慢性的な痛みにつながることがあります。
また、膝や股関節も骨盤の歪みによって位置がずれてしまい、関節に余分な力が加わることで不快感が生じる場合があります。さらに、骨盤の歪みは身体全体のバランスに影響を与えるため、肩こりや首の違和感を引き起こす可能性もあります。
これらの不調は、長時間のデスクワークや立ち仕事の後に出てくることが多く、姿勢に少しでも歪みがある状態が長く続くことで、その蓄積により症状が現れることが一般的です。
その他の原因は?
姿勢は、身体がバランスを取りながら有効に機能するために、損傷や習慣に対する適応と代償の蓄積によって形成されます。人が立ったり座ったり、動いたりする際には、空間で身体のバランスを保つために、脳と神経系が以下の三つの部位からの情報を活用して中立的な姿勢を作り出しています。
まず、目は水平なものを見ることで位置情報を得ます。次に、耳にある前庭器官は、内耳の相対的な位置や動きに関する情報を脳に伝えます。そして、筋肉や関節に存在する筋、靭帯、腱の受容器は、それぞれに加わるストレスの強さを脳に伝達します。
これらの情報を脳が統合することで、身体全体のバランスが保たれるようになります。骨盤はその中でも脊柱の土台となる重要な部分であり、普段の重心のかけ方によって左右のバランスが崩れたり、のけぞったり腰を反らせたりすることで前後のバランスが偏ってしまうことがあります。
骨盤の歪みを放置するとどうなる?
骨盤の歪みを放置すると、痛みや神経症状の原因となる姿勢にも影響を及ぼすと考えられます。骨盤は脊柱の土台にあたる部分であり、その前後左右のバランスが崩れたまま放置すると、骨盤に近い腰だけでなく、上半身では背中や首にも影響が出る可能性があります。また、足の長さに差が生じることで重心のブレが起き、足や足首にも症状が現れることがあります。
身体のバランスを考える際には、硬いものが安定性に関わると捉えられるため、まずは骨に注目します。骨は人体の中で最も硬い組織であるため、骨だけでバランスが取れている状態が最も効率的で、エネルギーの消費も少ないとされています。しかし、骨のバランスが崩れていると、それを支える筋肉や軟部組織に常に負担がかかってしまいます。その結果、疲労がたまると異常をきたすことがあるため、注意が必要です。
当院の施術方法について
骨盤の歪みへアプローチする施術として、骨格矯正は効果が期待できる施術方法と考えられます。骨格矯正は、骨盤の歪みだけでなく全身のバランスも整え、正しい位置に戻す施術を行うことにより、患者様の症状の軽減が期待されます。
骨格矯正では、背骨と骨盤の関節に直接アプローチして矯正を行う施術であり、猫背や骨盤の歪みに対して根本的に施術を行います。また、骨盤は身体の土台となる部分であるため、歪みを正しい位置に戻すことにより姿勢の変化も見られ、猫背や反り腰の軽減も期待できます。
骨盤が傾くことで左右の脚の長さが異なって見えることがあり、これにより片足だけに体重がかかりやすくなる場合があります。そのため、歩行時の違和感や痛みが出ることもありますが、施術によってこれらの不調の軽減が期待されます。
改善していく上でのポイント
骨盤の歪みを軽減するためには、姿勢や日常の習慣を見直し、適切なエクササイズやストレッチを取り入れることが大切です。姿勢によって軽減が期待されるポイントとしては、頭から足までが一直線になるような正しい立ち姿勢を意識することや、椅子に深く座り背筋を伸ばして座ることを心がける必要があると考えます。
また、片足重心で立たないようにすることや、座る際に足を組まないようにするなど、日常生活の習慣を見直すことも重要だと考えます。
骨盤の歪みは、股関節の柔軟性を高めることによって軽減が期待される場合もあります。そのため、開脚ストレッチやハムストリング、内転筋のストレッチを自宅でセルフケアとして取り入れていただくことで、より一層の軽減が期待できます。