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こんなお悩みはありませんか?

野球肩・野球肘_イメージ1

野球をしていて、ボールを投げると肩や肘に痛みを感じることがある
肩を捻るような動きで痛みを感じることがある
腕を挙げようとしても、約90度で痛みが出て十分に挙げられない
腕を挙げると引っかかるような感覚がある
肩や肘の痛みによって眠れないことがある
日常生活の些細な動作でも肩や肘に痛みが出る
肘に痛みがあり、腫れているように感じる
肘の可動域が狭くなる
肘から先に力が入りにくくなる
肘から先にしびれを感じることがある

野球肩・野球肘について知っておくべきこと

野球肩・野球肘_イメージ2

野球をしていると、どうしても肩に負担がかかりやすく、「野球肩」と呼ばれる状態になることがあります。これは、肩周りの関節の柔軟性や筋力が低下すると、投球フォームが乱れ、無理な動きが増えることで肩に負担がかかり、痛みが出やすくなるためです。

適切なウォームアップやストレッチ、筋力トレーニングを怠ると、投球時に本来なら必要のない動作が増え、余計な力が肩に集中してしまいます。

そのため、普段から肩の柔軟性を保つストレッチや、筋力を維持するトレーニングが大切です。さらに、症状が出始めた場合は、適度な休息や回復期間を設けることで、肩への負担を抑えることが何より重要です。

症状の現れ方は?

野球肩・野球肘_イメージ3

野球の練習中に「肩が痛い」と感じることはありませんか。しかし、安静にしているときは痛みを感じないのに、練習後や翌日になると痛みが出ることがあります。これは野球肩の特徴の一つです。

なぜ安静時には痛みがなく、練習後や翌日に痛みが出るのでしょうか。これは、肩の損傷が「蓄積されるタイプ」の障害だからです。投球動作の直後はアドレナリンなどの影響で痛みを感じにくい場合があります。しかし時間が経つと炎症が進み、筋肉や腱の微細な損傷が悪化して、痛みとして現れることが多いです。

その他の原因は?

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野球などの投球動作が多いスポーツでは、肩や肘に痛みが出ることがあります。主な原因は以下の通りです。

【野球肩の原因】
・反復的な投球動作
野球選手は繰り返し投球を行うことで、肩の関節や筋肉に負担がかかります。過度のストレスにより炎症や損傷が起こりやすくなります。

・筋力不足や柔軟性の低下
肩周りの筋力が弱い、あるいは柔軟性が不足している場合、投球動作で肩に余計な負担がかかります。特に成長期の選手は肩関節や筋肉が未発達であるため、注意が必要です。

【野球肘の原因】
・肘の過度なストレス
投球時に腕を速く振ることで肘に強い力がかかります。これが繰り返されると、肘の内側や外側の靭帯や腱に負担がかかり、損傷することがあります。

・過度の回外動作
投球時に腕が過度に回外されることで肘関節に負担がかかり、損傷を引き起こすことがあります。

野球肩・野球肘を放置するとどうなる?

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野球肩や野球肘を放置すると、慢性的な痛みや関節の可動域制限、靭帯や腱の損傷などの問題が起こり、回復に時間がかかる可能性があります。

肩の炎症や損傷が進行すると、痛みが慢性化し、日常生活にも支障をきたすことがあります。投球時だけでなく、腕を上げるだけでも痛みを感じる場合があります。肩の動きが制限されると、投球動作が難しくなったり、柔軟性が低下することがあります。

さらに、肩の腱や靭帯が損傷すると、最終的に手術が必要になることもあります。最悪の場合、肩の構造的な損傷が進行し、回復までに長期間を要することがあります。

野球肩や野球肘を放置すると、痛みや機能障害が悪化し、最終的に手術が必要となるリスクが高まります。早期に適切な施術を受けることで、長期的な障害を防ぎ、競技への復帰がしやすくなります。

当院の施術方法について

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当院では野球肩の施術において、原因となる肩の回旋筋腱板(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)にアプローチを行います。手技療法や肩甲骨はがしにより、症状の軽減が期待できます。

まず、手技療法で回旋筋腱板や三角筋、僧帽筋など首から肩周辺の筋肉をほぐし、筋緊張を取り除きます。その後、肩甲骨はがしを行い、肩甲骨の可動域を広げるストレッチやモビライゼーションを実施します。これにより、肩の動きをスムーズにし、投球時の負担を軽減できます。

野球肘の施術では、前腕屈筋群や前腕伸筋群にアプローチを行います。野球肘は肘の内側・外側・後方に負担がかかり、これらの筋肉に過度なストレスがかかることで炎症や損傷が生じます。そのため、前腕の筋肉へのアプローチが重要であり、当院では「手の極み」という手技を用いて、症状の軽減が期待できる施術を行っています。

軽減していく上でのポイント

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野球肩の症状を軽減するためには、痛みの原因を取り除き、肩への負担を抑えながら、適切な施術やトレーニングを行うことが大切です。肩甲骨や体幹の柔軟性と安定性を高めることが重要で、肩の可動域を広げるストレッチを行うことで、症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。また、回旋筋腱板の強化も肩の負担を抑えるために有効です。

野球肘の場合は、肘に負担をかけないフォームの習得や、筋力・柔軟性の向上が重要です。肘や前腕の柔軟性を高めるストレッチや、肘を支える筋肉の強化トレーニングを行うことで、症状の軽減が期待できます。加えて、肘に負担をかけない投球フォームを意識することも大切です。