外反母趾
こんなお悩みはありませんか?
長時間歩いた時や運動をした時に足がすぐ疲れたり、少しの間休憩しないと動けない、、、
ヒールなどの足先が細く負担が掛かりやすい靴を履いた時に痛みを感じやすい、、、
親指の横にできたタコのせいで、そもそもヒールのような靴が足に合わずスニーカーを履くしかない、、、
急な体重の増加や筋力の低下によりいつもより足に負荷が掛かり、結果親指が内側に曲がってきた、、、
生まれつき関節が緩く、ちょっとした外に耐えられず足の形が変わっていく、、、
外反母趾で知っておくべきこと
一度外反母趾が起こってしまうと、見た目に親指が曲がっているのがわかるだけではありません。外反母趾を患った状態で靴を履くと、摩擦が起こりやすくなり、外反母趾の部分に炎症が生じやすくなります。そうなると、痛みや腫れが起きるだけでなく、痛みを避けるために不自然な歩行や動作をしてしまうことがあります。これにより、外反母趾が悪化するだけでなく、身体の歪みにもつながり、悪循環に陥る可能性があります。
また、症状が進行すると非常に強い痛みが生じ、その結果、歩行障害が発生し、痛みを避けようとして歩かなくなることがあり、その影響で足の筋力が低下することもあります。
症状の現れ方は?
症状の現れ方としては、腫れていて変形しているという外見上の問題だけでなく、歩くときや靴を履くときの痛み、圧迫すると痛む、赤みを帯びる、親指の付け根の皮膚が硬くなる、親指の可動域が狭くなり動かしにくくなる、親指がしびれるなどが挙げられます。また、生活習慣や持病によってこれらの症状が悪化するペースが変わっていくこともあります。
さらに、2番目の指(趾)の付け根の裏側が痛むこともよくあります。この部分は硬いタコができやすい場所であり、外反母趾の変形が進行すると、母趾以外の指(足趾)にもハンマー指(槌ゆび)と呼ばれる変形が生じることがあります。
その他の原因は?
「ハイヒールや合わない靴を履き続けたことによって外反母趾になる」というイメージがありますが、靴だけが直接の原因ではありません。個々の骨の形や関節構造など、もともとの足の骨格が大きく影響している場合もあります。つまり、遺伝的な足の骨の構造が大きな要因で、それに加えてハイヒールや合わない靴を履き続けることにより、変形につながることが多いのです。
足の骨の構造には個人差があり、両親または近親者の特徴を受け継ぐことが多いようです。「足が柔らかくアーチが崩れやすい(構造が弱い)」「足の骨の並びが悪い(形が悪い)」といった構造の方は、アーチが崩れて外反母趾になりやすい傾向があります。例えば、足が柔らかく構造が弱くても、形が良ければ力が均一に分散されるため症状が出にくい場合もあります。また、逆に硬く強い構造でも形が悪いために1ヵ所に負担がかかり、痛みを引き起こすこともあります。
外反母趾を放置するとどうなる?
外反母趾は初期に施術を行えば、保存療法のみで対応が可能です。しかし、進行した場合や放置してしまった場合には、変形を起こしてしまい手術が必要になることがあります。
放置した状態での症状としては、母趾への痛みが強くなり、変形を伴って靴を履いただけでも母趾に痛みが生じることがあります。さらに、症状が進行すると、靴を履いていなくても母趾に痛みが出現することもあります。
また、関節リウマチなどによる原因も考えられますので、母趾の変形や強い痛みが生じた場合は、整形外科での施術を受ける必要があると考えられます。そのため、早期に対処を行うことが重要です。
当院の施術方法について
外反母趾とは骨格の歪みの影響により引き起こされることがあり、当院では『全身骨格矯正』が有効な施術メニューとなっています。外反母趾の要因として、足の骨格や関節の歪みによるものが考えられますので、骨格の矯正が効果が期待できると考えます。
外反母趾は長年かけて少しずつ足の骨の構造が崩れ、生じてしまうことがあるとされています。足底の内側に倒れた構造をしている方は、土踏まずのアーチが無くなり扁平足になってしまいます。その結果、歩行を行う度に内側へ捻れる力が加わり、親指側への負担が大きくかかってしまいます。
さらに、扁平足になることで外反母趾だけでなく、親指の付け根に痛みを生じたり、巻き爪になってしまうこともあるため、注意が必要です。
改善していく上でのポイント
外反母趾では、外因性の大きな要因として靴の影響が考えられています。
ヒールなどの踵の位置が高く、つま先の部分が細い靴を頻繁に使用する方は、常につま先が圧迫されている状態が長く続いてしまいます。そのため、ヒールを履く機会が多い方は、踵の部分の低いヒールを使用するなど工夫を行う必要があると考えます。
また、自宅でのストレッチを行うことにより、症状の軽減にもつながると考えられます。特に、外反母趾ではアキレス腱から内くるぶしを通過する筋肉を緩めることにより、扁平足を防ぎ、外反母趾の予防にもつながると考えられます。