片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
痛みがズキンズキンと脈打つように痛みだして、家事や日常動作もままならない状態になってしまう、、、
頭痛の持続時間が~3日以内と比較的短い時間のものが高スパンで起きてしまう、、、
頭痛が耐えられず寝込んだり吐き気を催すことがある、、、
光や音が過敏に感じることがあり、暗い所へこもりたくなってしまう、、、
体を動かしたり、階段を上り下りをした際に頭痛がしくなってしまうので、日常的な動作を避けたい、、、
片頭痛で知っておくべきこと
片頭痛は、頭の片側または両側のこめかみ付近がズキンズキンと脈打つような痛みが繰り返し起こり、吐き気を伴うこともあります。月に1~2回、または週に1~2回の頻度で発生し、いったん痛みが始まると寝込んでしまったり、辛さが気になって仕事が手につかなくなるなど、多くの方が日常生活に支障をきたしています。
光や音、においなどのさまざまな刺激によって、顔面や頭部の感覚をつかさどる「三叉神経」という神経から分泌される神経伝達物質の働きにより、脳の表面(硬膜)の神経と血管の周囲で炎症が起こり、血管が拡張して痛みが生じると考えられています。
症状の現れ方は?
片頭痛は、痛みの起こる直前に「前兆」を伴うかどうかで、「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」に分類されます。
前兆の代表的な例としては、目の前で光がチカチカ・キラキラする、視野の一部に歯車のようなギザギザしたものがあらわれる、視野の一部が欠けるなどがあります。このような症状は通常5~60分程度続き、その後60分以内に頭痛発作が起こることが多いです。
また、手足がしびれる、しゃべりにくくなる、めまいがするといった症状がみられる場合もあります。ただし、「前兆のない片頭痛」のほうが多く、同じ人でも毎回前兆があらわれるわけではありません。
片頭痛は、頭の片側または両側でズキンズキンと脈打つような強い発作が繰り返されます。この痛みは、何もしなくてもつらいと感じるほどで、歩いたり階段を上がるなど身体を動かすことで悪化することがあります。吐き気や嘔吐を伴うことが多く、普段は気にならない光や音にも過敏になることがあります。
一方で、痛みがおさまると健康な人と同じように生活や行動が可能です。ただし、ストレスが続いた後にホッと一息ついたタイミング(たとえば休日など)で頭痛が起こることもあります。頭痛の持続時間は数時間程度の場合もあれば、3日間ほど続くこともあります。
その他の原因は?
もともと片頭痛のある方が、月の半分以上に頭痛が増え、その状態が3か月以上続く場合、「慢性片頭痛」と呼ばれることがあります。
これまで月に数回だった片頭痛の激しい痛みの間に、頭がすっきりしない、重く感じる頭痛や締め付けられるような頭痛が起こり、毎日何かしらの頭痛を感じる状態になることがあります。このような頭痛は「慢性連日性頭痛」と呼ばれることもあります。
ただし、頭痛が起こるたびに頭痛薬を服用している場合、または頭痛薬を服用しても効果が感じられない場合、「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」の可能性が考えられます。頭痛が長引く場合は、頭痛薬の使用頻度についても意識を向けることが大切です。
片頭痛を放置するとどうなる?
片頭痛を放置すると、症状が悪化したり、生活の質に大きな影響を及ぼす可能性があります。以下のようなリスクが考えられます。
1. 頭痛の頻度や強度の増加
適切な治療を受けない場合、片頭痛が慢性化し、発作の頻度や強度が増すことがあります。これを「慢性片頭痛」と呼び、月に15日以上頭痛が続く場合もあります。
2. 生活の質の低下
片頭痛が頻繁に発生すると、仕事や日常生活、社交的な活動が困難になり、ストレスや不安が増すことがあります。
3. 薬物乱用頭痛
頭痛薬を頻繁に使用しすぎると、薬物乱用頭痛が発生し、逆に頭痛が悪化することがあります。
4. 脳血管のリスク
片頭痛は脳卒中のリスクをわずかに増加させることが研究で示されています。特に、オーラ(視覚や感覚の異常)を伴う片頭痛の場合、このリスクが高まると言われています。
当院の施術方法について
当院での施術方法として、首や肩周りの筋肉をほぐし、緊張性頭痛の症状を軽減させるための「頭蓋骨矯正」や、なかなか緊張が強い患者様には「鍼施術」を行っています。
首や肩の筋肉の緊張が片頭痛を引き起こすことがあるため、指圧による筋肉の緊張緩和も効果が期待できます。具体的には、「指圧」や「姿勢矯正」、「温熱療法」などを取り入れています。
「鍼施術」は、片頭痛の予防や症状の軽減に役立つ場合があり、東洋医学のアプローチの一つです。特定のツボに鍼を刺すことで、血流を促進し、神経の働きを調整することを目的としています。
また、患者様の生活習慣を整えることも重要です。定期的な運動や規則正しい睡眠、食事の習慣を見直すことも、片頭痛の発作を減らすための施術の一環と言えます。
改善していく上でのポイント
片頭痛を軽減するためには、いくつかのポイントに注意することで効果が期待できると考えます。
まず、生活習慣を整えることが片頭痛の予防に役立つと思われます。睡眠不足や過剰な睡眠は片頭痛を引き起こしやすいため、適切な睡眠時間を確保することが大切です。
また、食事の時間を守り、偏食を避け、栄養バランスを意識した食事を心がけることも重要です。
さらに、適度な有酸素運動(ウォーキングやヨガなど)は、ストレスを軽減し、片頭痛の頻度を減らすのに役立つことが期待できます。
また、脱水症状は片頭痛を悪化させる可能性があるため、日常的にこまめな水分補給を心掛けることが重要です。