悩みタイトル

帯状疱疹後の症状で

焼けるような、締め付けるよう持続した痛みを感じる。
ズキンズキンとする痛みがある。
シャツが擦れて痛い。
鋭く引き裂くような痛みを感じる。
痛くて顔が洗えない。

帯状疱疹の合併症の中でもっとも頻度の高い後遺症に、皮膚症状が治った後も痛みが残る【帯状疱疹後神経痛(PHN)】があります。

PHNの痛みは多彩で、持続的な痛みや疼くような痛み、そして軽い接触だけでも痛むアロディニアと呼ばれる痛みなどがあり、睡眠や日常生活に支障をきたす場合もあります。

また、帯状疱疹の発症部位によって特徴的な合併症が生じることがあります。
帯状疱疹発症初期に鼻の周囲に皮膚症状がみられた場合には、高頻度で目の症状を伴う合併症が生じます。
顔面神経麻痺と耳の帯状疱疹を特徴とする「ラムゼイ・ハント症候群」と呼ばれる合併症が引き起こされると、めまいや耳鳴り、難聴などを生じることがあります。

帯状疱疹後に対する当院の考え

帯状疱疹は、加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下すると、背骨に近い神経に潜伏していたウイルスが再び活性化し、症状が表れることがあります。

帯状疱疹の痛みは主に皮膚や神経の炎症に起因するもので、帯状疱疹後神経痛(PHN)は、皮疹が治癒した後に神経に障害が残り、それによって引き起こされる痛みと考えられています。

PHNの症状や程度は個人差があります。通常、皮膚感覚に異常が見られ、多くの場合、痛みのある皮膚の感覚が鈍くなります。
また、特徴的な皮膚の感覚異常であるアロディニアは、通常は痛みを引き起こさないはずの軽い接触でも痛みが生じる現象です。この症状は、本来であれば痛みを感じないはずの皮膚部分が刺激に対して過敏に反応していると考えられています。

帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか

50歳以上の帯状疱疹罹患者は、帯状疱疹後神経痛(PHN)に移行しやすく、加齢とともに移行率は高まることから、高齢者ほどPHNになりやすいと考えられています。
また、帯状疱疹を発症した際に皮膚の症状が重かったり、痛みがひどかったり、皮膚症状が現れる前から痛みがみられたりする場合や、免疫機能が低下する疾患を持つ人はPHNになりやすいとされています。

こういった症状を放置すると、激しい痛みによって日常生活に支障が生じたり、長期間にわたる痛みが持続し、うつ病状態に陥ることもあります。
また、知覚神経の近くにある運動神経も損傷され、顔の場合は顔面神経麻痺、お尻の場合は頑固な便秘や尿閉(尿が出せない)などが発生することもあります。

帯状疱疹後の軽減方法

帯状疱疹後神経痛(PHN)は、症状や程度が患者さんによって異なるため、一概に決まった施術方法は存在しません。個々の患者様に合った施術が選択され、組み合わせられます。
また、一度や二度の施術ではすぐに軽減することはまれで、根気よく施術を継続する必要があります。前向きに考え、痛みにじっくりと向き合いながら、上手に付き合っていくことが大切です。

上手に対処するための方法として、以下のポイントを紹介します。

入浴: 体を温めることで血液の循環が良くなり、痛みが和らぐことがあります。入浴が制限されない場合は、入浴回数を増やしたり、温泉に行くこともお勧めです。

衣服の工夫: 痛みに敏感な場合、衣服が皮膚に摩擦を与えることで痛みが増すことがあります。サラシや包帯などで保護し、衣服を着る際に工夫をすることで痛みを軽減できます。

ストレスと疲労の管理: ストレスや疲労は痛みを増加させる原因となることがあります。十分な睡眠を確保し、リラックス方法を見つけてストレスや疲労を軽減させることが大切です。

これらの方法を組み合わせて、PHNの症状に対処しましょう。

帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

帯状疱疹後の症状軽減に効果的な施術メニューは、当院ではドライヘッド矯正と鍼施術です。
過度の労働やストレスによって免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化し帯状疱疹が再発する可能性があるため、自律神経の調整や疲労回復を促すドライヘッド矯正と鍼施術が効果を期待できます。

ドライヘッド矯正は、疲労の回復や自律神経の調整に加え、副交感神経の活性化にも効果があります。また、顎関節症や眼精疲労などの問題にも同時に対処できます。
鍼施術も同様に自律神経の調整を行い、不眠症や食欲不振などの軽減や、指圧だけでは届かない筋肉までアプローチする事が可能です。

その施術を受けるとどう楽になるのか

当院のドライヘッド矯正を受けることで、ストレスによる自律神経の乱れを整え、副交感神経を優位にする効果が期待されます。
同時に、顎関節症、不眠症、眼精疲労などの症状の軽減も見込めます。

また、鍼施術を受けることで、自律神経の調整が可能であり、鍼には副交感神経を活性化させる効果があります。
同時に、不満、食欲不振、筋肉の硬結などにもアプローチできます。
その他、肩凝り、腰痛、頭痛、足の張り、浮腫、痺れにも対して効果が期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

症状の軽減を目指すためには、症状の重さや状態に応じて適切な施術頻度が必要です。

例えば、神経痛が重症でストレスを感じることが多い場合には週に4〜5回の施術をお勧めしております。
一方、皮膚症状に軽い痺れがある場合には週に2〜3回の施術をお勧めしております。

体調が悪いと帯状疱疹が発症する可能性があるため、日常的な体調管理とストレス管理には日ごろから十分に気を付けましょう。